基礎講義:手関節の機能解剖~橈骨遠位端骨折について~
てっく訪問看護ステーション
作業療法士 石田匡章
応用講義:手関節のセラピィの実際と考え方
ーTFCC損傷へのスプリント療法や末梢神経損傷のしびれに対するnerve gliding Ex.も含めてー
高槻赤十字病院 リハビリテーション科
作業療法士 西出義明先生
※橈骨骨遠位端骨折後のセラピィの実際からそれらに伴う手関節尺側部痛への対処と考え方を講義いたします。また末梢神経損傷は従来、セラピィの対象ではなりにくかったのですが、肘・前腕の外傷後の手指の痛みやしびれに対するセラピィも皆様と考えていきたいと思います。TFCC損傷へのスプリント作製や末梢神経損傷のしびれに対するnerve gliding Ex.の実技も行います。セラピィの可能性を拡げる機会になればと思っています。
当初の定員80名を超える100名近くの方々にお越し頂き、盛況となりました。
基礎講座として、てっく訪問看護ステーション 作業療法士 石田匡章氏による『Wrist 橈骨遠位端骨折の治療を中心に』があり、手関節X線画像の見方、クリニカル・リーズニング、患者指導等について講義して頂きました。
応用講座として、高槻赤十字病院 作業療法士 西出義明氏による『手関節セラピィの実際と考え方 TFCC損傷へのsplint療法や末梢神経損傷に対するnerve gliding Ex.も含めて』があり、手関節尺側部痛の評価やバイオメカニクス、症例を通してクリニカルヒント等をご教授頂きました。Splint作成の実演、nerve gliding Ex.のデモンストレーションもあり、明日からの臨床へ応用できる大変充実した内容でした。尺骨神経に対するnerve gliding Ex.を実施した際の神経症状の即時的な変化には感動しました。お越し頂いた受講者の皆様には、「明日からの臨床に活かせそう」と少しでも感じて頂けたら光栄です。