喉頭下垂した患者さんの原因はもしかしたら胸郭に問題があるかも、咳嗽力に低下がある人はもしかしたら胸郭に問題があるかもしれません。
胸郭と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
・胸の場所?
・肋骨?
・肺や心臓などがある場所?
色々と思い浮かぶと思います。
ではSTが考える胸郭となると何を思い浮かべるでしょうか?
・STが胸郭のことを考える必要あるの?
・必要だと感じるけど、どういう風に考えていけば 良いかわからない。
そんな人に必見です!
胸郭がSTに必要な理由、どのように考えアプローチしていけば良いかのきっかけがここで分かるはずです。
近年のST業務は嚥下障害に関することが多いですよね?確かに嚥下5期を考えることは大切ですが、もっと視野を広げてみると嚥下障害になっているのは当然患者さんです。その患者さんの体には手もあり足もあり当然胴体もあります。となると頭部から直接繋がっている胴体、特に胸郭は非常に密接な関係があります。喉頭下垂した患者さんの原因はもしかしたら胸郭に問題があるかも、咳嗽力に低下がある人はもしかしたら胸郭に問題があるかもしれません。
1つの可能性として胸郭について一緒に考えてみませんか?
胸郭の触診:
胸骨、胸鎖関節、第1〜7胸肋関節、第1〜12肋骨、肺の位置の確認
脊柱の触診:
頸椎、胸椎、腰椎、肋椎関節、
胸郭の調整方法:
胸肋関節の調整、肋椎関節の調整、
姿勢のアライメントの見方:
脊柱のアライメントの調整方法(坐位、腹臥位)
横隔膜の調整:
横隔膜の調整、腹部のマッサージの方法
◯Y.K様 2年目
担当するご利用者様を思い浮かべながら、具体的なリハビリ内容をイメージして参加しました。すべて次の日から使える技術ばかりで、とても役に立ちます。
実技がほとんどだったので、記憶が定着しやすく、とても稔りあるセミナーとなりました。
STとして首から上だけを見ていては問題を解決できないと日々の業務で痛感していたので、タイムリーな研修でもありました。
よく復習して結果を出していきたいと思います。
ありがとうございました。
◯O.T様 4年目
胸郭、脊柱のセミナーに参加させていただき、ありがとうございました。とても有意義な時間でした。解剖を理解したうえで、触診をして技術を会得するといった流れは、自分にとって合っていると感じました。
また、実技を各自で練習を重ねて、わからない所を再度教えていただけるのは、本当にありがたく思います。 経験が浅い為に難しく感じることも多いですが、明日から臨床で使いたくなるセミナーだったと思います。
◯W.M様 7年目
今回は参加できて、本当に気付きが多く、勉強になりました。
実際、STは、学校の授業でも触診をすることは殆どなく、解剖学の授業でなんとなく通過する程度。私自身、STとして働き始めてから、改めて勉強した、見直した、その程度でした。今回参加して、自分達がPTやOTになろう、触診を完璧にしようというよりは、チームアプローチのための共通言語を手に入れよう、という気持ちが強くなりました。
まずは、同期や後輩のPTに協力してもらい、復習をし始めているところです。基礎の触診から取り組んでいこうと思います。2日間でまた同じ内容で構わないので行っていただけるとありがたいです。