大好評!山本伸一先生のセミナーの概要が決まりました。
ぜひこの機械にご参加していただけば幸いです。
会場を大きなところに変更させていただきました。
動きやす服装、ヨガマット
脳卒中対象者のBody schemaの構築において、感覚‐知覚が重要であることは誰もが知っています。「感覚‐知覚」が存在しなければ「運動」はあり得ません。「運動」がなければ「感覚‐知覚」も存在しません。そのような相互作用があります。
脳卒中における上肢・手の治療では、「筋-骨格系」の機能的な動きを求めるアプローチが必要です。
「筋の長さを保ち、変位した筋/ 関節アライメントを修正・活性化する。」「姿勢アライメント/ 筋連結をより正常化したなかで運動を誘導する。」ことが求められます。
なぜなら、各受容器の活性化のためには各種のアライメントの機能的動きが必要であるから。
痙性や固縮、手の浮腫等で動きが阻害されていれば、筋等の長さも変化しづらくなり、動くための「感覚‐知覚」が伴わない状態となります。中枢神経系との相互作用をもった姿勢筋緊張(Postural-Tone)を再構築することも「活動のため」に重要なことでしょう。
今回は、脳卒中の手に特化します。
できるだけ講義は短くし、上肢・手のモビライゼーション・ファシリテーション実技を行います。
手の知覚-探索機能を向上させるための手の機能的構造を再構築しましょう。体幹のPostural-Controlへ影響することも想定できます。また、生活汎化型としてのActivityアプローチ(お手玉や輪投げ等)を活用してみましょう。
そのうえで、生活に汎化できることを経験したいと思います。初めての方でも構いません。楽しく、元気に、同じ時間を共有しましょう。宜しくお願いいたします。
【略歴:2017年12月現在】
・社会医療法人 加納岩 山梨リハビリテーション病院
リハビリテーション部 副部長 兼 作業療法課 課長
・健康科学大学 評議員 客員教授
・一般社団法人 日本作業療法士協会 副会長
・日本リハビリテーション病院施設協会 理事
・日本福祉用具供給協会 理事
・一般社団法人 山梨県作業療法士会 会長
・活動分析研究会(SIG) 会長
・日本ボバース研究会 学術局長
・CVA時期別OT研究会 会長
・ボバース国際インストラクター
・作業療法ジャーナル編集委員 【書籍など】
1) 山本伸一・伊藤克浩・高橋栄子・小菅久美子編集:活動分析アプローチ 青海社 2005 第2版 青海社 2011
2) 山本伸一編集:中枢神経系疾患に対する作業療法~具体的介入論からADL・福祉用具・住環境への展開~ 三輪書店 2009
3) 山本伸一編集:疾患別 作業療法における上肢機能アプローチ 三輪書店 2012
4) 山本伸一監修:重度疾患への活動分析アプローチ(上・下巻) 青海社 2013 5) 山本伸一編集:臨床OTROM治療~運動解剖学の基本的理解から介入ポイント・実技・症例への展開 三輪書店 2015