ASRIN

ASRINセミナー 基礎から学ぼう!臨床で活きた脳画像の見方

脳画像のプロフェッショナル 岡先生による脳画像の講座。基礎からどのように臨床に落とし込めるかをお話いただきます。

日 時
2018年05月13日 10:00~16:00
講 師
岡 徳之先生(作業療法士/博士・保健医療学)
会 場
日本福祉教育専門学校 高田校舎 245教室
住 所
東京都豊島区高田3-6-15
参加費
5,000円
定 員
60名

対 象:脳画像読影初心者の方

どのような職種の方もご参加可能です。

セミナー概要

 

脳損傷によって起きた症状を考えるために脳をみる.私の始まりもそうだったように,至ってシンプルな発想です.

しかし,脳画像を見ることができなければ,見ることをやめてしまいます.わたし自身が苦戦したところ,またそれに対してどう対処していったかなどを踏まえながら,今回は,運動機能にフォーカスして,基本的な脳画像の見方を噛み砕いてお伝えしていきます.

どの画像を選び,どこを見たらいいのか,通常より細かく撮影された実際のMRI画像を見ながら,基本的な脳画像の見方を身につけて頂ければ幸いです.

よろしくお願いします.

 

テーマ1.脳画像を見るためのポイント
     - 観察と脳画像の其々のメリットを活かすことが大切
     - 全体から局所へ〜損傷部位だけでなく非損傷部位を見る大切さ〜

テーマ2.脳画像の種類と特徴

     - T1WI,T2WI,FLAIRなどの画像の種類を判断し,特徴を把握する

テーマ3.MRIで皮質脊髄路を捉える

- 画像撮影のランドマークを知る

- 皮質,放線冠,内包,大脳脚の各部位の皮質脊髄路の経路を確認する

- 皮質,内包,大脳脚における上下肢・顔面の部位を把握する

- 皮質脊髄路をMRIで追跡する

テーマ4.損傷による脳部位の変化を把握する

テーマ5.脳画像から症例の運動機能を推察に挑戦する

 

 

タイムスケジュール

 

10:00―12:00(2h)

      脳画像を見るためのポイント

      脳画像の種類と特徴

 

12:00―13:00(1h)昼休憩

 

13:00―16:00(3h)

      MRIで皮質脊髄路を捉える

      損傷による脳部位の変化を把握する 

      脳画像から症例の運動機能を推察に挑戦する 

 

 

講師紹介

 

【氏  名】岡 徳之先生(作業療法士/博士・保健医療学)

【所  属】医療法人社団健育会 ねりま健育会病院

 

【所属学会】日本作業療法協会,東京都作業療法士会

Organization for Human Brain Mapping

日本安全運転・医療研究会

 

【略  歴】

地域病院での臨床を通じて,脳から介入方法と効果を研究するために上京.臨床,大学院,脳科学研究を専門とするベンチャー企業での活動を掛け持ちし,脳活動と脳形態の両方の研究活動に取り組む.2017年4月より,回復期リハビリテーション病院に籍を移し,研究で得た知見を活かした臨床活動と研究活動に挑戦している.

【主な学術活動】

  • Oka N, et al. 2008. Brain activity during voluntary movement and exercise imagery using Near-infrared spectroscopy (NIRS). OHBM 14th annual meeting, Melbourne, Australia.
  • Oka N, et al. 2010. Increase of deoxy-Hb in the muscle and brain during weight-lifting exercise using simultaneous NIRS. OHBM 16th annual meeting. Barcelona, Spain.
  • 岡,他. MRIを利用した大脳の左右中心溝長の発達計測.Keio SFC journal 11: 107-114.
  • Oka N, et al. 2012. Monitoring of functional cortical recovery during exercise after a stroke using Vector-NIRS. OHBM 18th annual meeting. Beijing, China.
  • 岡,他. 大脳皮質運動野の発達に関するMRI計測による評価法. 脳と発達.44 (suppl): 387.
  • 岡,他. 発達障害に伴う海馬回旋遅滞と第一次運動野の形態的関連性.脳と発達 45 (suppl): 5278.
  • Oka N, et al. 2014. Activation of the right prefrontal cortex during left curve driving: a vector-based fNIRS study. OHBM 20th annual meeting. Homberg, Germany.
  • Oka N, et al. Greater Activity in the Frontal Cortex on Left Curves: A Vector-Based fNIRS Study of Left and Right Curve Driving. PLoS ONE 10(5): e0127594.

 

【その他の活動】

脳卒中サバイバーの生活支援サイト「2kaku-me/ニカクメ」運営者

脳卒中の方、家族、セラピストが本気で楽しむ文化祭「脳卒中フェスティバル」副代表

 

 

 

 

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