〜ハンドリングで変わる臨床効果〜
このセミナーは主に1〜3年目のセラピストが対象となります。
4月の新年度からあっという間に時間が過ぎました。 新人セラピストの中にはすでに何人もの患者様を担当されてる方もいるのではないでしょうか?
病院によっては研修が不十分な状態で患者様を担当するケースが多いことをよく聞きます。
私が働いていた職場においても
患者様の見学→先輩に見てもらいながら治療→一人立ちというのも不思議ではありませんでした。
臨床を始めて間もない頃、
「ベッドから患者さんを起こすの大変だなぁ」
「移乗がなかなかうまく出来ない、そもそも立ち上がってもらうのも困難」
「歩行介助してるけどなんか歩きにくそう」
ADL動作の介助においてこんなことを思う場面は少なからずあるのではないでしょうか? 先輩に教えてもらいたいけど聞きづらくてなかなか聞けないまま過ぎてしまっているセラピストもいらっしゃることと思います。
今回は、私が臨床で経験してきたADL動作の介助方法を起居動作、移乗、歩行などいくつかの場面に分けてお伝えしていきます。
例を挙げますと… 片麻痺患者様や頚部骨折の患者様で起立や歩行動作で麻痺側、もしくは患側に荷重を誘導しようとしてもなかなか上手くいかない経験はあると思います。
荷重が誘導できない原因は様々な要因が考えられますがセラピストの介助する位置や環境設定によって負荷量を調整することで目的の動きを引き出せるチャンスが生まれます。
この介助方法の引き出しを増やすことで状況に応じて負荷量を調整し治療介入に繋げていくことが可能となります。
今回のセミナーは、実践的な介助方法を身につけ、治療介入の幅を広げることを目標にしています。 より実践的な実技を体感することで、明日からの臨床が楽しくなる土台作りになればと思います