臨床に必要な顎関節の知識
ー頸部~肩甲帯、脊柱への運動連鎖ー
古泉 貴章先生
理学療法士
2009.3 千葉医療福祉専門学校卒業
2009.4 医療法人社団メディアクア 加藤大介クリニック入職
2011~ 内房リハ勉強会代表
2013~ NPO法人 メディカルリハビリテーションスタッフ
TAP UP TV
http://www.total-approach.net/tap-up-tv-運動器-顎関節/
顎関節は頭蓋を支持する関節であり、頭蓋の位置調整や全身へのバランスに影響している関節です。
我が国では顎関節自体は歯科領域で主として扱われていますが、近年では歯科でも顔面口腔系が全身に影響への認識が高まっています。
そして海外では顎関節症の治療優先順位の最高峰に理学療法が提示されている現状があります。
我が国のリハビリテーション領域では、参考書をみると顎関節の参考書は多いとはいえません。しかし頚椎の上に乗っているのは頭蓋と顎関節ですから、その関節を評価する意味は大きいと考えられる事ができます。
私も海外の評価学を学び、顎関節を知る事となりました。
そこには「顎関節・頚椎・肩関節は相互に影響し合うため、これらの鑑別評価をする事が重要である」と記載されていました。
実際に臨床場面で応用すると、頚椎疾患はもとに肩周囲疾患の評価に大変有用である事を理解する事ができます。現在ではどの部位でも姿勢観察などの評価から、顎関節は重要な評価項目の1つです。
今回は顎関節の基礎的な解剖学から、評価、臨床への治療。いわゆる運動連鎖などを用いて、被験者や実技での練習を混じえながら進めていきたいと思います。
頚椎疾患や肩周囲疾患を扱う理学療法士、作業療法士の方々は、1度顎関節に少しでも触れて知識の幅を広くしていただけたら幸甚です。
○開口動作評価と臨床展開(動画)
○顎関節と全身との関係性 (動画)
10時~:顎関節の概要
11時~:解剖学
・骨学、筋学
・歯学(歯の診方など)
12時~13時:昼休憩
13時~:運動学
・頚椎、肩関節との関連性含め
14時~:評価学
・顎関節の評価(触診、可動域、位置評価)
・頭蓋の位置評価
15時~:治療応用
・運動連鎖
※実技の時間をできるだけ多くとりたいと思っております。
匿名希望 理学療法士 2年目
頚部疾患の患者さんで、治療に難渋している方がいるので、その方の評価・治療の一助となりそうでしたので、とても有意義な勉強会となりました。
匿名希望 理学療法士 8年目
わかりやすく大変素晴らしい内容でした。
是非とも、次も愛知県でセミナーを開いてもらいたいです。
セミナーを受講後に患者様の口の中を観察すると
入れ歯やインプラントの不具合、歯並びで不自由に感じている人がたくさんいたました。
施術の効果はすごかったです。
匿名希望 理学療法士 10年目以上
大変わかりやすく、とても楽しく受講させていただきました。症例への評価、治療の過程がわかるような実践向けの第2弾も是非やっていただきたいです。