ASRIN

ASRINセミナー 脳卒中における上肢機能アプローチ

~明日から活かせる”解剖・運動学”をもとにした徒手介入~

日 時
2018年03月18日 10:00〜16:00(受付開始 9:30)
講 師
山梨リハビリテーション病院 山本 伸一先生
会 場
刈谷市産業振興センター401会議室
住 所
刈谷市相生町1丁目1番地6
参加費
9800円  ペア割り17600円(お一人様8800円)
定 員
80人

持ち物:動きやすい服装、ヨガマット

セミナー概要 

脳卒中対象者において、感覚‐知覚機能の向上において、私はいくつかの条件を推奨しています。

1)いくつかの受容器の相互作用。

2)体幹を含む複合的な関節運動。

3)適度な姿勢筋緊張と可能な限りのROM。

この3つの条件が整っていることが、

4)道具との同化へ(身体と道具の一体化)とつながると実感しています。  

 

そのうえで、「筋-骨格系」の機能的な動きを求めるアプローチが必要です。

「筋の長さを保ち、変位した筋 / 関節アライメントを修正・活性化する。」

「姿勢アライメント / 筋連結をより正常化したなかで運動を誘導する。」

ことが求められます。

痙性や固縮等で動きが阻害されていれば、筋等の長さも変化しづらい。

そうなっていれば各受容器は働きにくい。

動くための「感覚‐知覚」が伴わない状態となります。

中枢神経系との相互作用をもったアライメント・姿勢筋緊張を再構築することも「活動のため」に重要なことです。  

 

今回の研修会では、脳卒中対象者の上肢機能に特化します。

脳卒中における肩甲帯や肩、手の問題を整理し、実技体験・練習を行います。

初めての方でも構いません。

楽しく、そして具体的な介入を身につけ、明日からの臨床に活かせていただければと思います。宜しくお願いいたします。

 

タイムスケジュール

10:00~12:00 講義・実技

12:00~13:00 昼休み

13:00~16:00 講義・実技

 

講師紹介

 【略歴:2017年12月現在】

・社会医療法人 加納岩 山梨リハビリテーション病院 

リハビリテーション部   副部長 兼 作業療法課 課長

・健康科学大学 評議員 客員教授

・一般社団法人 日本作業療法士協会 副会長

・日本リハビリテーション病院施設協会 理事

・日本福祉用具供給協会 理事

・一般社団法人 山梨県作業療法士会 会長

・活動分析研究会(SIG) 会長

・日本ボバース研究会 学術局長

・CVA時期別OT研究会 会長

・ボバース国際インストラクター

・作業療法ジャーナル編集委員 【書籍など】

1) 山本伸一・伊藤克浩・高橋栄子・小菅久美子編集:活動分析アプローチ 青海社 2005  第2版 青海社 2011

2) 山本伸一編集:中枢神経系疾患に対する作業療法~具体的介入論からADL・福祉用具・住環境への展開~ 三輪書店 2009

3) 山本伸一編集:疾患別 作業療法における上肢機能アプローチ 三輪書店 2012 

4) 山本伸一監修:重度疾患への活動分析アプローチ(上・下巻) 青海社 2013 5) 山本伸一編集:臨床OTROM治療~運動解剖学の基本的理解から介入ポイント・実技・症例への展開 三輪書店 2015

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