ASRIN

ASRIN-STセミナー ST限定 嚥下障害臨床セミナー

多数のお申し込みをいただきまして、現在キャンセル待ちとなっております。

昨年好評の「ST向けの嚥下障害の臨床セミナー」を再度開催します! 
実践的な臨床の考え方を学ぶことができます。

日 時
2019年04月27日 10:00〜16:00(受付開始 9:30~)
講 師
新戸塚病院 言語聴覚士 小田海
会 場
ウィリング横浜 12階 研修室122
住 所
神奈川県横浜市港南区上大岡西1丁目6-1
参加費
5,000円
定 員
40名

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STが行う触診や姿勢分析はそれ単独ではなく、

STとしての専門的な知識や技術と

組み合わせることで効果を発揮するものです。

 

例えば嚥下障害を改善させようと、

姿勢分析や触診を取り入れたとしても、

肝心の嚥下評価やリスク管理が曖昧な状態では

臨床場面でうまくいきませんよね。

 

触診だけではなく、

嚥下障害の臨床力を総合的に高めたい方や、

触診や姿勢分析について興味はあるけれど

なかなかセミナー参加に踏み出せない

 

そういった方にも、是非おすすめいたします。

 

嚥下障害の臨床は、

嚥下評価は問診や反復唾液嚥下テスト(RSST)

改定水飲みテスト(MWST)

水飲みテスト(WST)

フードテスト(FT)などの

スクリーニング検査で

嚥下障害や誤嚥のリスク判定を行いますよね。

 

しかし、 

スクリーニング検査結果の数値だけではなく、

ST自身の総合的な

情報収集能力、観察力、分析力が、

具体的なアプローチや

マネジメントを行うためには必要です。

 

また、嚥下造影検査(VF)や

嚥下内視鏡検査(VE)といった

客観的評価の解析方法を理解し、

嚥下障害の病態やベストスワローを評価すれば

より質の高い対応が可能となります。

 

今回は嚥下障害の臨床セミナーとして、

嚥下障害と全身状態の関連性、

カルテレビューで経過を整理する方法、

スクリーニング検査結果の解釈、

問診・視診・触診・聴診を組み合わせて

ベッドサイドや食事場面の観察ポイント、

摂食状況や嚥下障害の程度の分類、

といった内容について

新たな症例提示をしながら演習します。

 

また、

VFやVEの評価も解説しますが、

今回、特にVFについては、

復習や自己学習が行えるように

配布資料を大幅にボリュームアップして

お伝えしていきます。

 

 

さらに、今回は新たに

気管切開術後症例の嚥下訓練についても

具体例を提示しながら触れていきます。

 

盛りだくさんの内容ですが、

ST自身の嚥下評価やアプローチの整理、

嚥下障害に対する総合的なスキルアップに

少しでも繋げられればと考えています。

 

姿勢分析や触診の内容も学びつつ

嚥下障害の臨床マネジメントについて

整理していきましょう。

 

講師紹介

  

 

 言語聴覚士 小田海

 

県立広島大学卒業後、横浜市の新戸塚病院に10年間勤務。

 

日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士。LSVT LOUD®ライセンス認定者。

回復期病棟、療養病棟といった入院患者対応に加え、訪問、外来、通所リハビリテーションなど生活期での嚥下障害の長期的なマネジメントに関わっている。

22名のSTが在籍するリハビリテーション病院の部門責任者。

嚥下障害の多職種連携、気管切開術後のリハビリテーション、脳血管疾患後の音声治療、地域における医科歯科連携や地域における訪問STの拡充など院内外で活動している。 

臨床教育も積極的に行っており、直接的に臨床指導を行ったST/STSは80名以上。

VF・VEは合計1000件以上経験あり。嚥下障害の診断や評価に関する知識が豊富で、全身状態や身体機能面等を考慮した総合的・包括的なアプローチを得意としている。

ASRINのST触診セミナーを全コース修了し、現在はSTスタッフとして触診や姿勢分析セミナーのアシスタントも務めている。 

アレクサンダーテクニーク等のボディワークなども取り入れながら、「視る」「触れる」技術を積極的に臨床で活用している言語聴覚士の一人。

 

【学会発表・講師など】

 

日本摂食嚥下リハビリテーション学会(2015)

横浜嚥下症例検討会(2015)

日本慢性期医療学会(2016)

日本音声言語医学会(2016)

日本慢性期医療学会(2017)

嚥下医学会(2018)

日本摂食嚥下リハビリテーション学会(2018)

 神奈川県言語聴覚士 新人研修会講師(2019) 

 etc...

 

 

内容

 

今回のセミナーでは、

主に嚥下障害の評価にスポットを当てていきます。

 

STが臨床場面で嚥下障害の対応を求められる場面は

どれくらいあるでしょうか?

ST視点で必要性と対策をお伝え致します。

 

 

具体的には摂食・嚥下障害の評価とリスク管理を目的とした

①カルテレビュー

②問診

 →嚥下障害の有無、いつから嚥下障害になったのかを聴き出す方法

③視診

④触診

⑤聴診

⑥スクリーニング

⑦VF・VE

⑧統合的解釈の方法についてお伝えしていきます。

 

 

タイムスケジュール



1000-1040 イントロダクション(講義)

総合的解釈の方法とスクリーニング検査について

嚥下障害の臨床に必要な様々な情報とその解釈をフレームワークで整理します。
他職種にSTの嚥下評価やアプローチの優先順位について伝えるコツをお伝えします。
また、STが日常的に行なっているRSST・MWST・FTなどのスクリーニング検査の目的や意味についても改めて確認しつつ、S-SPT・MASA・クエン酸咳テストなどの検査についても解説します。

1040-1120問診による嚥下評価(演習)

問診によるスクリーニング検査法を演習で確認していきます。
機器や道具に頼らずに会話をしながら嚥下評価をする方法をお伝えします。

1130-1230
嚥下内視鏡検査(VE)と嚥下造影検査(VF)について(講義)
→解析・読影に必要な標準的な解剖学的知識と、
最低限「ここ」だけは抑えておきたいポイントをお伝えします。
時間の都合上、解析についてじっくりと演習する時間はございませんが、今回は持ち帰って使用できる動画解析資料を配布いたします。VFやVEが行えない場合に代替手段としてどのような評価が行えるかについて説明していきます。

1230-1330 休憩

1330-1400気管切開術後症例への対応(講義)
臨床で判断に悩むことが多い気管カニューレ装用者のリハビリテーションについて説明
していきます。カニューレの構造や仕組み、それぞれのカニューレタイプのメリットと
デメリットを解説しながら、症例と実際のアプローチ場面を提示しながら解説します。

1400-1440
視診と触診による嚥下評価(演習)
舌骨・甲状軟骨・輪状軟骨の触診についてお伝えします。
喉頭下垂の評価や気管切開患者における視診の注意点についても
実技を行いながら説明します。


1450-1550 実際の症例を通して学ぶカルテレビュー(演習)
カルテ情報から嚥下評価や誤嚥性肺炎のリスクを評価する方法を午前中に解説した統合
的解釈の方法やフレームワークに基づいて演習を行います。嚥下機能のみではなく、総合的・包括的に誤嚥性肺炎等の呼吸器合併症のリスク管理を行いながら嚥下障害に対するアプローチを組み立てる方法を確認します。

1550-1600
質疑応答


※実施内容と時間はは多少前後することがあります。

 

 

 

 

 

 

 

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