横浜での大人気セミナー!
STにとっては必要な知識の考えや方向性をしっかりと伝えていきます。
これまでASRIN STセミナーは
触診と姿勢分析がテーマの中心でした。
多くのSTの方々が触診や姿勢分析という
共通の問題意識を持ちセミナーに参加していただきました。
しかしながら、
STが行う触診や姿勢分析はそれ単独で行うものではなく、
STとしての専門的な知識や技術と組み合わせることでより効果を発揮するものです。
例えば嚥下障害を改善させようと、
姿勢分析や触診を取り入れたとしても、
肝心の嚥下評価やリスク管理が曖昧な状態では臨床場面でうまくいきませんよね。
そこで今回は、
インフォーメーションセミナーとして
触診や姿勢分析だけではなく、
「STの嚥下障害の臨床場面に必要な知識と技術」をお伝えします。
触診だけではなく、
嚥下障害の臨床力を総合的に高めたい方や、
触診や姿勢分析について興味はあるけれど
なかなかセミナー参加に踏み出せないといった方に是非おすすめいたします。
姿勢分析や触診の内容も学びつつ
嚥下障害の臨床全体を整理してみませんか?
日本言語聴覚士協会の調査では、
STが対象とする領域で最も多いのが摂食・嚥下障害となっています。
社会的ニーズも高い嚥下障害について、
治療技術向上の基礎となる本セミナーを是非受講してみてください。
言語聴覚士 小田海
【経歴】
県立広島大学卒業後、横浜市の新戸塚病院に勤務。
臨床経験は回復期4年、慢性期5年、訪問2年。外来や通所領域の経験もあり。20名のSTが在籍するリハビリテーション病院の部門責任者。
嚥下障害の多職種連携、気管切開術後のリハビリテーション、脳血管疾患後の音声治療、地域における医科歯科連携や訪問STの拡充など院内外で活動中。
臨床教育も積極的に行っており、直接的に臨床指導を行ったST/STSは60名以上。
VF・VEは合計1000件以上経験あり。嚥下障害の診断・評価に関する知識が豊富で、全身状態を考慮した総合的・包括的なアプローチを得意としている。
アレクサンダーテクニーク等のボディワークで身体感覚の研鑽を行いながら、ASRIN STセミナーも全コース修了。
姿勢分析や触診を積極的に臨床で活用しているSTの一人。
【実績】
日本摂食嚥下リハビリテーション学会(2015)
「嚥下障害患者への連携最適化に向けた取り組み」
横浜嚥下症例検討会(2015)
「左延髄外側症候群により重度嚥下障害を呈した症例」
日本慢性期医療学会(2016)
「気管切開患者の転帰とリハビリテーション」
日本音声言語医学会(2016)
「Vocal Function Exercise(VFE)によりQOLが改善した脳血管障害後の一例」
日本摂食嚥下リハビリテーション学会(2017)
「在宅療養の嚥下障害例に対する医科歯科連携とST介入の効果」
日本慢性期医療学会(2017)
「リハビリテーション病院における摂食・嚥下障害診療の課題」
嚥下医学会(2018=予定)
今回のセミナーでは、
主に嚥下障害の評価にスポットを当てていきます。
STが臨床場面で嚥下障害の対応を求められる場面は
どれくらいあるでしょうか?
ST視点で必要性と対策をお伝え致します。
具体的には摂食・嚥下障害の評価とリスク管理を目的とした
①カルテレビュー
②問診
→嚥下障害の有無、いつから嚥下障害になったのかを聴き出す方法
③視診
④触診
⑤聴診
⑥スクリーニング
⑦VF・VE
⑧統合的解釈の方法についてお伝えしていきます。
1000-1100
カルテレビューの方法
→カルテ情報から嚥下評価や誤嚥性肺炎のリスクを評価する方法、
患者・利用者と対面する前から嚥下評価をする方法をお伝えします
(講義と演習)
1100-1130
問診での嚥下障害スクリーニング
→機器や道具に頼らずに会話だけで嚥下評価をする方法をお伝えします
→実際に問診の演習も実施していきます
(演習)
1130-1215
嚥下機能の評価
→最低限「ここ」だけは抑えておきたいポイントをお伝えします
→兵頭スコアをどう臨床に利用するか
→嚥下反射と嚥下圧の評価について
→LEDT(喉頭挙上遅延時間)について
(VF/VE 講義)
1215-1315
休憩
1315-1345
視診と触診での嚥下評価
→舌骨・甲状軟骨・輪状軟骨の触診についてお伝えします
→気管切開患者における視診の注意点
(実技)
1345-1415
スクリーニングと聴診
→RSST・MWST・FT・S-SPT・MASA・クエン酸咳テスト・・・
→それぞれの評価は「何を」示唆しているのか?
資料での情報提供も併せて行います
→スクリーニングなしで嚥下評価する方法も併せてお伝えします
(講義)
1415-1445
総合的解釈の方法
それぞれの評価結果をどのように解釈していくか改めて整理していきます
他職種にSTの嚥下評価について伝える際のコツについてもお伝えします
時間が余れば嚥下と姿勢の関係に関する演習も実施予定です
1445-1500
質疑応答